まず、後味の悪い結末。これは残念。
自分の馬券的にはラッキーだったんだけど。
あのレースを見ていれば誰しもがわかることだと思うけれども、
パープルアカデミーの力が抜けていて、位置取りも完璧。
あとは捌きだけ、というところであのタイミングでしか前をパスできなかったのか、またああいう捌きしか選択できなかったのか、という疑問が残る。
外から捲って来ている馬が見えていて、自分の馬は手応え十分。
外に先に行かれてはまずいが、トウショウクエストが下がってくるからそれがバテてからでも遅くない。
あとは前の2頭をどうかわすか、その1点。
それでトウショウクエストが下がった瞬間にゴーサインを出しましたと。ここまでは完璧。おそらく前の2頭のうちタマモディファイよりエムティーエアーのほうが手応えもよさそうだし、その後ろをというイメージまで見えていたはず。
ここまで正解、しかし4コーナーで2つの誤算が。
まず、乗っているパープルアカデミーの反応があまりにもよすぎたこと。仕掛けてからのスピードは上野騎手のイメージよりも速かった、はずでコーナリングで右の手綱を引っ張らなくてはいけなかった。
もう一つは前のエムティーエアーが考えていたイメージのコーナリングよりも1頭分外に膨れたこと。これで内に矯正していたパープルアカデミーももう一頭分外を回らざるをえなくなった。スピードが思いのほか出ているから内に矯正しようとしたら外に行かなくてはいけない、っていう状況はしんどい。
あれは膨れるよね。
結果、パープルアカデミーの後ろを走っていた2頭の1、2着。当然の結果と言える。パープルアカデミーが外と前を潰したわけだから。
上野騎手は判断が甘かったとコメントしていましたが、その通りでしょうね。あれだけの手応えならもっと仕掛けを遅くしても、って思っちゃいますよね。
不利をまともに受けたタガノタイムピースも次走は注意が必要。
08/19 17:14 回顧アクセス:1940 |