阪神2000で行われたG1は大阪杯が6回、秋華賞が1回の計7回ですが、馬券対象になった21頭のうち14頭がディープインパクトの産駒か孫。秋華賞は昨年の1回だけとは言え、4着まで独占しました。あらゆる要素が適度に求められる条件なので、バランスよく高い能力を伝えるディープインパクトの血が上位に来やすいものと思われます。

今年は該当馬が4頭しかいませんし、どれも人気薄なので上位独占までは難しいかもしれませんけど、穴党が予想の糸口とするには魅力的なデータと言えるでしょう。

◎ウインエクレールはメンバー中唯一のディープインパクト産駒。母サマーエタニティもG1好走馬を2頭輩出していて、筋の通った大舞台向きの血統です。前走は外枠先行から足をすくわれる形となりましたが、3勝クラスで1番人気を背負って十分な内容でした。内枠替わりで脚をためやすい今回はローテ的にも良い流れと言えます。

○ウォーターナビレラはディープインパクトの孫。前走は距離短縮で積極的に運びすぎて馬が苦しく感じたという、ありがちな凡走パターンでした。一気に人気が落ちましたけど実力は十分。今回は普通に走れるローテなので、気持ちが切れていなければ巻き返すはず。

▲ストーリアは母父が格上相手に強さを見せるジャングルポケット。勝ち上がった後に昇級を連勝したところからも底力が感じられます。人気薄でG1を勝ち切るまでの破壊力はないのが微妙な種牡馬ですが、3着前後の激走は多いので相手としては軽視できません。

△ラブパイローは嵌まれば芝でも一発のあるパイロ産駒。距離短縮で全く流れに乗れなかった前走からの距離延長内枠は良いローテです。さすがに重すぎるかもしれませんけど、すんなりハナに行けるようなら大駆けの要素はあります。

スターズオンアースはオークスが強すぎて正直よく分からないのですが、ドゥラメンテ産駒は勢いに乗ると異常なパフォーマンスを見せるところがあります。もちろん身体に負荷はかかっているので、それがたたって骨折したのではないかと。そう考えると、春の走りが嘘のような凡走をする可能性もあるでしょう。

他の人気馬は特に脅威を感じないので、スターズが飛べば大荒れもあると見ています。
10/16 08:16

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