①馬場
阪神の2週目開催となるので馬場がさほど傷まない中での施行となるが、（火）より強い雨が続く予報。道悪が見込まれる。となれば、前倒し開催の要素は薄れて例年通りタフな馬場となるのでは。いずれにせよ内回りの非根幹距離という条件なので、クラシックでイマイチな馬の台頭があったり、モンジュー直系ワーザーのような欧州のバリバリスタミナタイプの出番があるのかも。

②展開
メイショウタバル、リビアングラス、プラダリア、ベラジオオペラの隊列か。ドゥレッツァも行きたい。それなりにタイトになるのでは。

③過去レース
京都開催を除いた過去3年。

23年
前半 58.9
【1着】キタサンブラック×キングヘイロー
【2着】ドリームジャーニー×クロフネ
【3着】ディープインパクト×ロイヤルアンセム
【4着】モーリス×ディープインパクト

22年
前半57.6
【1着】ドゥラメンテ×モティヴェイター
【2着】ハーツクライ×バーンスタイン
【3着】エピファネイア×キングカメハメハ
【4着】キズナ×キングヘイロー

21年
前半60.0
【1着】バゴ×クロフネ
【2着】ノーネイネヴァー×ハイシャパラル
【3着】ディープインパクト×クロフネ
【4着】ディープインパクト×スキャットダディ

モティヴェイターやハイシャパラルの名前があるあたり、やはり欧州血統の強みが活きる条件。


■重以上開催で連対実績のある馬

ソールオリエンス…23年皐月賞1着（重）、24年宝塚記念2着（重）

チャックネイト…23年六社特別1着（重）、24年AJCC1着（不良）

プラダリア…23年京都大賞典1着（重）

メイショウタバル…24年毎日杯1着（重）

ヨーホーレイク…20年紫菊賞(1勝クラス)1着（重）

ベラジオオペラ…２３年スプリングS１着（重）


阪神2200は直線の短さ、直線の急坂という特徴から瞬発力より持続力が要求され、中山やパワーのいる洋芝香港（ﾜｰｻﾞｰやヒシイグアス、サトノクラウン）、欧州（宝塚からフォワ賞もしくは直行で走ったナカヤマフェスタ、スリーセブンシーズがそうだったように）に合う馬が強い。ようや東京より中山向きの馬。

血統面ではサドラー持ち、トニービン持ち、ハービンャー持ち。あるいは中山やロンシャンに実績のステイゴールド系。これでしぼっていく。ハービンジャーは一定期間にまとめて来ることが多いから、土曜の様子を見て取捨してもいい。

■上記血統持ちと、[]内当該コース・中山・香港・欧州の連対実績

アーバンシック…父スワーヴリチャード、母父ハービンジャー
[セントライト記念1着]

ソールオリエンス…母父サドラー系
[皐月賞１着]

チャックネイト…父ハーツクライ
[AJCC１着、日経賞２着]

ドゥレッツァ…父ドゥラメンテ
[山吹賞(1勝クラス)１着]

ベラジオオペラ…母父ハービンジャー
[スプリングS]

メイショウタバル…父ゴールドシップ
[なし]

レガレイラ…父スワーヴリチャード、母父ハービンジャー
[ホープフルS、有馬記念１着]


ローシャムパーク…父ハービンジャー、母トニービン持ち
[オールカマー１着]

ロードデルレイ…母父ハーツクライ
[なし]

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◎ソールオリエンス
①③重馬場の鬼で、昨年京都開催の宝塚記念2着が重、勝った皐月賞も重。母父モティヴェイターがきいている。半兄のヴァンドギャルドも重で2勝していた。また、母父モティヴェイターといえばやはり22年勝ち馬タイトルホルダーで、この馬も皐月2着、日経賞連覇に有馬3着と中山で強かった。
もうひとつプラス材料は、疲労が少ないこと。宝塚は春天で上位に来る走りを見せた馬は分が悪い。ソールオリエンスは昨年もG２凡走→大阪杯凡走からきているのでここも同様に。

②ソールオリエンスは後方待機も、ある程度流れる見込みで展開向く。


○レガレイラ
父ハーツクライ系のスワーヴリチャードに、母父ハービンジャーと向く配合。ローテにゆとりがあり、また道悪も半兄ドゥラドーレスがこなせるので大丈夫とみる。

▲チャックネイト
父ハーツクライ。上記データの通り道悪、中山巧者。関東馬ということもあり人気はないが、前走日経賞2着でアーバンシックやリビアングラスに先着している。日経賞はマイネルエンペラーが春天で見せ場を作り、マイネルクリソーラも次走で勝ち切っていてなかなかのメンツ。評価を上げてもよい。

△ローシャムパーク
父ハービンジャーにトニービン持ち。近走ムラっぽく、バイオリズム的にここは走る番では。
06/14 22:36

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