【超高速馬場化問題特集3】あるスポーツジャーナリストのブログ~ディープインパクトつえええの巻

「ディープつえええええええええええええええええええええ!!!!」

有馬記念ディープインパクトラストランの後、
あるスポーツジャーナリストが書いたブログだ。


なんと貧弱なボキャブラリー!
スポーツジャーナリストを名乗るなら他に何か表現の仕方はないのか!
とそのときは瞬間的に不快に感じたものだが。
ちょっとよく考えてみると、



私もそれ以上の言葉を持ちあわせていないことに気付いた。


つまりディープインパクトは、
つええええええええええええええええええええ
だけの馬であって、
それ以外に何もない馬ではなかったと私も思う。



かつて国民的人気を誇り、
社会現象にまでなった、競馬ブームを作った競走馬というと、
ハイセイコーとオグリキャップだけだろう。


ディープインパクトもそれに次いで国民的人気を博した馬だが、
この2頭とはあらゆる面で、決定的に違う。


ハイセイコーもオグリキャップも、地方競馬出身の成りあがりの馬で、
泥臭い印象の馬だった。
彼らはときには負け、ときには勝ち、
それらの全てが物語を帯びていた。
だからこそ、多くの人々が彼らに熱狂することができた。


転じてディープインパクトという馬は、サンデーサイレンスの良血、名門ノーザンファーム出身、名門池江厩舎の所属、金子真人HDが所有する、
生まれたときから期待を一身に浴びて育ったスーパーエリートだ。
傷ひとつない、物語などない、手の届かない存在。
完全無欠で決して負けない。ライバルなどいない。
全てを超越した、恐ろしいほどの無敵の強さを誇る最強馬。


あれほどのかけ離れた存在に、
自分を重ねることはできない。
そんな馬をどうやって応援できるのか。

私としては、
ディープインパクトが人気を博したのが意外だった。


でも今思えば、競馬という娯楽は、
そのときにはもはや
寺山修司が描いたような「自己投影」の楽しみではなくなっていたのだろう。


続く

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