有馬記念・2016年度代表馬は2頭の争いに!勝てばキタサンブラック・負ければモーリス!

 2016年の年度代表馬争いだが、ここまでG1を複数勝っているモーリスとキタサンブラックに絞られたといってよい。先日モーリスが香港カップを圧倒的な強さで差し切り勝ちしたレースを見ると、もうモーリスで決定したかにも思えるが、キタサンブラックにもまだチャンスはある。モーリスは国内G1は1勝なのに対してキタサンブラックはすでに2勝。それも天皇賞春とジャパンカップという重要G1を制し、さらに京都大賞典も勝っている。これに加え年末のグランプリ有馬記念のタイトルが加われば互角以上と言えるだろう。
 年度代表馬はキタサンブラックが勝てばキタサンブラック、負ければモーリス、ということになるのではないだろうか。


キタサンブラック武豊に思わぬ刺客!ハナを譲らぬ逃げ馬出現

 3連勝で福島記念を制した逃げ馬マルターズアポジーが有馬記念に出走の構え。当初は中山金杯か京都金杯を目標にしていたが、いま絶好調の同馬になかなかないグランプリ出走の機会を与えたくなったのだろう。
 出走すれば同じく逃げ馬のキタサンブラック武豊騎手にとっては厄介な存在となる。マルターズアポジーはデビュー以来17戦一度も他の馬にハナを譲ったことがないくらいの生粋の逃げ馬でスピード能力も高い。キタサンブラックはジャパンカップを制したような得意の逃げは打てないことになる。もちろん京都大賞典のときのような2番手に控えての競馬もできないことはないが、マイペースではなくなり乗り方は当然難しくなる。
 因みにマルターズアポジーの父ゴスホークケンも暮れの朝日杯G1でまさかの逃げを打ち逃げきり勝ちした馬で、不気味な予感をさせる。2016年有馬記念はスタート直後のハナ争いから目が離せない注目のレースになる。



連覇目指すゴールドアクターは母の弔い合戦に

 有馬記念で連覇を目指すゴールドアクターの母ヘイロンシンが1日死去した。同馬はゴールドアクターの全弟となるスクリーンヒーロー産駒を宿していたという。ゴールドアクターにとっては連覇がかかる25日の有馬記念は弔い合戦となる。なお、ヘイロンシンは15年にもスクリーンヒーローの牝馬を出産しており、こちらは来年17年のデビューとなる。
 今年はサトノダイヤモンドの母マルペンサも全弟となるディープインパクト産駒を出産した直後に死去し、その後にサトノダイヤモンドが菊花賞を制した例もある。



サトノダイヤモンドの現3歳牡馬世代は弱い?

 有馬記念で2番人気が予想されるサトノダイヤモンドだが、これが古馬初対戦となる。そこで、現3歳世代の牡馬のレベルが高いのか低いのかというのは予想上重要な論点だ。
 気がかりなのはやはりジャパンカップの結果だ。この世代トップクラスのディーマジェスティが13着、レインボーラインが6着と大敗した。大将格マカヒキも海外とはいえ凱旋門賞で見どころなく14着に大敗。マイル路線でもロードクエストに期待が集まったがマイルCSでは9着に大敗とG1では全く結果が出ていない。
 G3級ではロードクエスト、ゼーヴィント、マイネルハニーなどが活躍しているのだが、トップクラスとなるとどうにも古馬に歯が立っていないのが現状。
 サトノダイヤモンドも大将格ではあるが、3歳世代で抜けた存在とまではいえない。馬柱がまだ綺麗であることから有馬記念でもかなりの人気が予想されるが、過剰人気という可能性もなくはない。


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