エリザベス女王杯2017馬場予想「内悪くなく先行有利」ロックステディ本命クロコスミア展開利逃げ切りも

意外に内の馬場が悪くないな、というのが先週の競馬を見ての感想。
長岡京Sはテンこそ遅かったものの、ずっと11秒台が続く逃げ馬にとっては息の入れられない流れで、最低人気のティーエスネオが内で、少なくとも他の先行勢相手には踏ん張りました。
台風前の清水Sでは、道中12.4を2回刻んで逃げて、他の先行馬にも先着されたのですが。
内回りコースのレースでは、内から伸びてくる馬もいました。

ペース予想としては、プリメラアスールがいなくなって、これ誰がクロコスミアを捕まえに行くの?
というわけで、早くはなりませんよねぇこれ。

馬場とペースを合わせて考えると、昨年のように内先行有利になるのではと。
馬場自体は先週時点で昨年より時計が掛かっていますが、だからこそスローペースになりやすいと言えます。


◎クロコスミア

昨年のこのレースでは【12.5 - 11.2 - 12.8 - 12.7 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.9 - 11.5 - 11.2 - 11.4】というラップをプリメラアスールが刻んで5着に粘りました。
当時、ハンデ52キロで準OPを敗けていたプリメラアスールがです。

......え、じゃあクロコスミア勝っちゃいませんか?
昨年はラスト4ハロンが11秒台でしたが、道中緩められればクロコスミアそれぐらいでまとめられるでしょ?
北斗特別はテンとラスト以外全部11秒台です、馬場の早さは全然違いますが、直線の長さも違います。

しかもプリメラアスールは13番枠でしたが、クロコスミアは4番枠。
内の3頭はいずれも府中牝馬S組で、つまり確実にハナに行ける相手。

うーん......、昨年よりハイペースになる要素が本当に無いのでは。
前走先行したルージュバックに、一部で先行バカなんて揶揄されるムーア騎手が騎乗しますが、ムーア騎手自体は昨年も騎乗してましたし、オールカマーは本当にドがつくスローでした。
府中牝馬Sも重馬場適性のお陰だと思われているでしょうし、距離不安もあると思われていそうです。
「クロコスミアがゆったり逃げている! 不味いぞ!」と思う騎手はいないのでは。
というか思った頃には手遅れなのでは。(2009年のエリザベス女王杯の映像を見つつ)

距離不安についてですが、昨年のクイーンズリングも距離不安はささやかれていたでしょう。
プリメラアスールについても2200は一回走ってボロ負けした経験があっただけです。

一応、過去にエリザベス女王杯で初めて2200以上の距離を経験する馬で馬券になった馬は何頭かいます。
ダイワスカーレット(逃げ切り1着)、アヴェンチュラ(2着)、ラキシス(2着)、ティコティコタック(3着)などなど。
実際のところ牝馬限定G1だから目標にしていますが、2200でこそという馬は何頭もいないでしょう。
牝馬同士で、なおかつマイペースに走れれば誤魔化しは利くのでは。


○モズカッチャン

秋華賞は前目の競馬で早めに動いて、結果出遅れて後ろからの馬が漁夫の利を得たという印象。
一番きつい競馬をした馬で、秋華賞組で最も距離延長がプラスになりそうなのはこの馬かと。
あとは重馬場で頑張った影響がどれぐらいあるかですが、そこはミルコ・デムーロ騎手が昨年の勝ち馬を差し置いて選んだのですから、信頼する形で。

昨年クイーンズリングでイン突きを決めた鞍上に、全てを委ねたい。


▲ミッキークイーン

宝塚記念は直線で牡馬に揉まれて、最後までよく伸びました。
内に進路をとってくれるかわかりませんが、内には差し馬が多いですし、マイルでそれなりの位置で競馬できる馬なので、行こうと思えば行けると思います。
そして内で揉まれても全く不安がない馬です。


△スマートレイアー

週中では本命予定でしたが、武豊騎手路上キス......じゃなかった負傷によって乗り替わり、そして外枠。
武豊騎手であれば、元々脚質に幅がある馬なので、スローになればそれなりの位置で競馬をするだろうと信頼できたのですが、川田騎手になってわからなくなってしまいました。
特に距離短縮&前走は後ろからの競馬で結果を出していますので、それにあまり外れた競馬はし難いですよね。

それでも前に付けられる馬なのは確かで、内に入れるチャンスもありそう。

エリザベス女王杯 2023の詳細を見る

最新記事一覧

もっとみる >