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先ずはフランス血統馬に注目したい。特に昨年はその傾向が顕著で、馬券に絡んだ3頭全てが何らかのフランス血統を持っていた。
フランスの主な競馬場はだいたい最後の直線が500㍍ちょっとあり、府中とほとんど変わらない。そんな事が理由に挙げられそうだ。
2024年
・アドマイヤベル
父父母父トニービン
母母父ケンマール
・ラヴァンダ
母父ベーカバド
・カニキュル
母母父カルドゥン
2023年
・ゴールデンハインド
父父母父ディクタス
・ソーダズリング
父母父トニービン
2022年
・エリカヴィータ
母母母父ヴィオロンダングレ
この時期の府中は基本的に高速差し馬場だが、このレースだけは例外。
血統以上に重要なのは位置取りで、近5年の連対馬は全て4角6番手以内。オークスのトライアルらしいレースで、中距離向きの体力はしっかり問われる。
逆に最速上がり馬の成績は悲惨で、連対実績ゼロ。矯めて末脚のスピードを生かすだけの競馬では足りない結果になる。勝利を得るには、自らの力でもぎ取る必要があるという事だ。
着順 勝馬 ポジション 上り(順位)
2024年
1着 アドマイヤベル 5→6→6 34.2(2位)
2着 ラヴァンダ 3→4→4 34.6(7位)
3着 カニキュル 12→13→11 34.0(1位)
2023年
1着 ゴールデンハインド 1→1→1 34.1(7位)
2着 ソーダズリング 3→4→4 34.0(5位)
4着 イングランドアイズ 14→14→14 33.4(1位)
2022年
1着 エリカヴィータ 4→4→4 34.0(3位)
2着 パーソナルハイ 1→1→1 34.9(13位)
5着 ルージュエヴァイユ 12→11→11 33.6(1位)
2021年
1着 クールキャット 4→4→4 33.4(3位)
2着 スライリー 3→2→2 33.8(8位)
3着 ユーバーレーベン 9→8→10 33.2(1位)
2020年
1着 ウインマリリン 4→4→5 35.3(2位)
2着 ホウオウピースフル 5→4→5 35.3(2位)
3着 ファナ 10→9→8 35.2(1位)
そんな理由から、この馬に注目。トニービンの血を持ち先行出来るティラトーレ、捲れるヴァルキリーバースに注目してみたい。
◉ロジャリーマイン
(血統)
父エピファネイア
母父ディープインパクト
(オプション)
「差し→捲り→差し」バウンド位置取りショック、生涯初重賞。
母は宝塚記念でドゥラメンテを破ったマリアライト。今や屈指の牝系となったキャサリーンパー系、キャサリーンパーからはアロンダイト、その娘のクリソプレーズからは同馬の母マリアライトとクリソベリルといったG1馬を輩出した。パワー色の強い母系たが、ロジャリーマインはディープインパクト→エピファネイアと主流種牡馬を重ねて生産した馬だけあって、体力だけでなく、かなりスピードもあるタイプ。過去2戦は全く対照的なレースながら、2つの長所が際立ったレースだ。
デビュー戦となった新馬はスローの流れで、逃げ切ったアマヒキの上がり3ハロンのラップが11.6→11.3→11.1と加速が続いた状態でゴール板を通過している。残り400㍍の標識を過ぎたあたりから、一気に差を詰め馬体を併せている事から、このタイミングでハロン10秒台のラップを叩き出している事は確か。かなりのトップスピードを有している事が理解出来る内容だ。
2戦目となった未勝利は、前半800㍍を過ぎた辺りからロングスパートを仕掛ける。4角でほぼ捲り切り、その後は力で押し切る競馬を見せた。馬体8kg減で「差し→捲り」は逆ショック的で「楽→苦」要素が強い内容。それでいて、約1200㍍もの間脚を使い続けおり、ちょっと化け物じみた内容でもある。
かなり、熱のこもった走りを見せるタイプで、ここでも強さを見せつける競馬をしてくるだろう。迷わずこの馬の単複中心に馬券を攻めてみたい。印も更に「◎」からもう一段階引き上げてみた。
消耗が激しいタイプだと思うので、太く短い競走馬生活となりそうだ。ソエで順調に使えなかった分、逆に消耗せずに済んだ感あり。むしろプラスと捉えたい。NF天栄でしっかりケアされており、不安ない状態での出走だと信じたい。
血統的にはヴァルキリーバースだが、競馬の内容から、断然こちらを上位に取りたい。
○ティラトーレ
(血統)
父リアルスティール
母父ルーラーシップ
(オプション)
「1600→2000㍍」距離延長。
フェアリーSでは、前半45.5の厳しい流れを2番手追走し、一旦は先頭に躍り出る。エリカエクスプレスには千切られたが、それでも2着に粘ったように地力は高い。クロッカスSでは上がり2位を駆使しているように、ペース緩化に対応でき矯めが利くタイプでもあり、差し馬場にも対応出来る。
前走の凡走は、レース間隔を詰めて使われ続けた事による「疲労」+「ペース激化」+「距離延長」三重苦によるもの。今回はレース間隔が開き、疲労は癒えたはず。
▲ヴァルキリーバース
(血統)
父エピファネイア
母父ハーツクライ
(オプション)
「1勝→G2」格上げ、「差し→捲り→差し」バウンド位置取りショック。
△エストゥペンダ
(血統)
父サートゥルナーリア
母父オフリーワイルド
(オプション)
「1600→2000㍍」距離延長、「差し→先行」位置取りショック。
今まで通りの競馬では足りないイメージ強いが、中距離で差す競馬をし続け、底が見えてるゴーソーファーとは違い、こちらはマイルのみの経験。未知の可能性という観点から言えば、こちらに面白味を感じる。デビュー当時から馬体が10kg以上増え体力向上が期待できるタイミングであり、距離延長に対するリアクションにも期待できる。鞍上がヘタレだけに、着拾いの競馬になりそうだが…
✕ゴーソーファー
差す競馬を3戦続け、前向きさが影を潜めてしまっている状況。アメリカ色の強い血統背景も適性とは真逆、競馬っ振りも適性とは真逆。マイルやダートといった別路線からの参戦でもなく、「不得手→得手」の要素ない状況。良くて前走並み、それ以上は無いといった感じだろう。
馬券
単勝、複勝
16
ワイド
6ー16
3連単フォーメーション
16→6,12→6,12,18 04/27 14:57
夏影 
予想歴42年 回収率% | 予想のベースになっているのは、今井雅宏氏考案の『Mの法則』。 総拍手獲得数:1296 | |
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