夏の新潟開催もいよいよオーラス。
今週は馬場の荒れ方がかなり酷いようだ。
昨日のメイン長岡Ｓでは、前半のラップが61.1と超どスロー。
勝ち時計も1.35.1とかなり遅い結着となった事からも、かなりスタミナを消耗する馬場である事を窺い知る事が出来る。


積極的に逃げそうな馬も存在せず、おそらくはウインガナドルがハナを奪う形になるだろうが、この馬は闘志を漲らせてガツガツ飛ばすのではなく、どちらかといえばしぶとさを身上とするタイプ。
ホームストレッチが長いコース形状、スタミナロスの大きい馬場状態からも、道中ゆったり流れての、上がり勝負となるだろう。

そういった事からも、上がりの競馬に適応した馬に注目してみたい。
前目の位置取りから33秒台〜34秒前半あたりの末脚を駆使する馬、そういった馬を上がり最速馬が差せるかどうか？…といった感じの競馬を想定してみる。
タフな馬場なので、前走はもっと悪い馬場状態、例えば重、不良馬場で思い通りの競馬が出来なかった馬には特に注目してみたい。

◎ピースワンパラディ
これまでマイルを中心に中距離を混じえ使われて来た馬で、今回は内枠からベストなコース取りが楽に出来そうなところに魅力を感じる。
前々走の競馬内容が今回の理想でもあるので、プレレースを体験してしっかり勝てているのも良いだろう。
前走は、しんがり人気の馬が逃げ粘り３着。
３着以内の入着馬は全て４角４番手以内。
力量の無い馬が逃げて好走出来てしまうように、馬の力量や個性云々よりも位置取り的な要素がかなり大きく問われたレースだった。
４角10番手の位置取りでの好走は物理的に不可能、度外視して良いだろう。
これまで常に人気を背負って来た馬だが、この凡走で人気落ち。
気楽な立場から競馬が出来るのもプラスだろう。
この枠順で後ろに下げてしまうと、窮屈な状態で馬場の悪いところを走らされる事になるので、ここはしっかり先行策を取って馬場の良い部分を選んで走らせてくると見る。

相手はジナンボー。
昨年は流石に相手が悪かったが、クビ差の接戦に持ち込んでいる。
同じ競馬をすれば、今年も勝ち負けになると見る。
差して来れるようなら、最速上がりを駆使して来そうなカデナ、アイスストームが候補。
馬場状態から、ヨーロッパ色の強い血統背景を持つアイスストームを上位に採りたい。
09/06 09:30

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≪JRA馬主・佐々木主浩本人≫
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