今回何故このレースをピックアップしたか？と言えば、非常に特殊性の高いレースだからである。
中京ダート1200㍍は専ら下級条件でしか行われず、セカンドクラス以上のレースは殆んど存在しない。
昨年の中京競馬を調べてみたが、伊良湖特別、大須特別とこのレースくらいなものだ。

中京1200㍍は逃げ馬天国と言われているが、それは大半が下級条件で行われているから他ならない。
中京と言わず短距離の下級条件のダートはテンの勢いだけ決まるパターンがほとんど。
体力の無い馬が集うので、オーバーペースで飛ばせば全馬がバテてしまう。
しかしながら、セカンドクラス以上ともなると、ある程度体力を有した馬が存在する為、テンでのハッタリだけでは通用しにくくなってくる。
セカンドクラスでも確かに逃げ馬が勝つパターンが多いものの、１番人気か２番人気の人気馬ばかり。
むしろ、２着３着に差し馬が絡んで穴になるパターンを多く見かける。

今年の面子を見てみると、１番人気のグランマリアージュ。
前走は時計を２秒以上詰める競馬でクビ差の２着で、ちょっと頑張り過ぎた感。
２番人気は、４か月の休養で十分体力充填して激走したシゲルオトメザ。
反動を出しやすいタイミングの逃げ馬が人気だけに、ここで穴を狙ってみたい。
狙い目は、逃げ馬を見ながら競馬が出来るタフさのある馬だ。

注目はハナブショウ。
前走、重馬場という激軽な競馬を好位追走で軽く凡走した事を評価。
重馬場で先行出来るスピードに加え、母父アジュディケーティングのタフさ兼ね備えたところが魅力。
前走軽い馬場でパフォーマンスを軽く落としたように、タフな条件の方が良いだろう。
今まで芝スタートの馬場しか経験のない同馬には、パフォーマンスアップが期待出来るレースでもある。
叩き２走目の前進に期待したい。
09/19 14:19

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