このレースの話題は、やはりカフェファラオの参戦だろう。
初芝、トップハンデと不安要素がありながら、実績で人気となりそう。
穴党には敬遠されそうな馬だが、実は意外にも「買い」の材料が揃っている馬。
取捨選択は良く考えて、見極めて欲しい。

◎ハナズレジェンド

近走で公営ダートを使われていた事を高く評価した。
公営ダートは中央以上に砂質が重く、パワーや消耗戦向きの持久力が問われやすく、意外とイギリス競馬的要素と共通点がある。
洋芝レース走る上で、公営ダートの経験は非常に有利に働くものと考えている。

前走は休み明けで８kgの馬体増。
殿から差して最速上がり、0.3秒差の５着だった。
体力充填後だったので、結果を残したいのであるならば、前目で競馬するのが理想だったであろう。

今回は疲労皆無の状態。
馬体絞って再度差す競馬で面白そうだ。
阪神ダート１勝、中山内回り２勝、札幌２勝と小回り適性の高さは言うまでもなく。
母はオセアニア血統で、洋芝適性は非常に高いはず。

○ジェットモーション

未勝利脱出は中２週の４kg減、３勝目も中２週の４kg減、４勝目は中１週の４kg減。
３走前は中６週４kg増で凡走、前走は２か月後の増減なしで凡走。
ポン駆けの実績はあるものの、基本的には間隔詰めて馬体を絞ったタイミングで走るタイプ。
こういった馬は集中力で走るタイプが多いので、格上げ、内枠で狙って面白い。
今回は凡走後で疲労無く、今回は中１週の格上げステップ、内枠と非常に集中力を生かしやすいタイミング。
更に生涯初の重賞とフレッシュさを感じるタイミングで前走から２kg斤量減という体力補完付き。
ハナズと甲乙つけがたく、ほぼ「◎」と同格で扱いたい。

▲ディアマンミノル

前走は高速前残りの競馬で、脚質的な不利があった。
凡走後で疲労無く、「2500→2000㍍」距離短縮の体力補完のあるタイミング。
今回タフさが問われる競馬に変わって。

※今回は、馬場適性最右翼のハナズ、体力補完組のジェット、ディアマンの３頭に勝機ありと見る。
ジェットは意外な穴人気となり、点数増やしての単勝のみ的中となると、トリガミになる公算も。
変則的な買い目となるが、シンプルに「◎」、「○」、「▲」単勝３点買いに旨味がありそうだ。

今回は、洋芝小回りコースで行われる多頭数のハンデ戦。
「他馬との摩擦」(馬密度の高い展開で、プレッシャーや不利を受けやすい状況)が強いレースだ。
混戦が予想され、非常に精神力が問われる環境で、少頭数で行われた巴賞とは真逆の精神志向が問われる。
レース間隔開けて気持ち良く捲ったサトノエルドール、外枠から気持ち良く先行出来たマイネルファンロンの上積みは考えにくい。
特にマイネルファンロンは、この馬本来の集中力が希薄になった兆候でもあり、ここでの激走に疑問を感じる。
トーセンスーリヤも精神力の希薄なタイプで、「広いコースの中頭数競馬→小回りの多頭数競馬」へのシフトには疑問。
ワールドウインズも精神力が希薄。「格下げ」、「少頭数」、「外枠」でこその馬。
バッサリ切れそうな人気馬多く、高配当に期待してみたい。
07/18 13:52

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