有馬記念といえば「復活」グラスワンダーと酷似するブレスジャーニー柴田善騎手の足跡

 有馬記念というと復活のドラマが多い。オグリキャップやトウカイテイオーも思い出されるが、1998年のグラスワンダーの復活は鮮やかだった。
 2歳時4戦4勝で将来を嘱望されたグラスワンダーは3歳前半を骨折で棒に振った。復帰すると初戦の毎日王冠から人気を背負うが2番人気5着。次のアルゼンチン共和国杯も1番人気6着と振るわず、グラスワンダーはもう終わったと人気がなくなった。有馬記念では単勝14.5倍まで下がっていた。
 今年これに酷似した足跡をたどる馬がいる。ブレスジャーニーも2歳時東京スポーツ杯2歳ステークスでのちのダービー2着馬スワーヴリチャード以下を負かしてクラシック有力馬に。しかし、体調が整わずクラシックを棒に振り、転厩にまで至った。
 復帰後は菊花賞12着、チャレンジカップ3着と期待に応えられていない。有馬記念出走はこの状況では無謀とも思えるが、2歳時の評価からすれば復活してもおかしくない。
 ブレスジャーニーは市場取引価格が非常に低かったことでも話題になった馬。オグリキャップ的な要素とグラスワンダーに似た足跡、、有馬記念向きの匂いがプンプンとする穴馬だ。


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