というのもルージュバックの場合、一口馬主キャロットファームの規定で6歳春までの引退が予め決定されている。残されたG1は有馬記念とフェブラリーステークスしかないのだ。
2歳時からG1級の大器と目されながら何度もチャンスを逃してきた。桜花賞では単勝1.6倍の支持に応えられなかった。G2G3では強いのになぜかG1になると力を出し切れない。潜在能力は間違いなくあるのに。
そこで最後にコンビを組むのは好相性の北村宏騎手。初めて乗ったオールカマーでは、これまでなかった内突きを見せて快勝。あの競馬ができるなら中山2500も怖くない。
ルージュバック陣営としてはこれまで主戦を務めてきた戸崎騎手に思い入れもあるだろうが、中山競馬場で北村宏騎手を選んだのは、本気で勝ちにきた証拠ではないか。
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