ここ最近の開催を見ると、開催週から時計が悪く、開催が進むにつれて更に馬場が悪化という現象が目立った。
しかし昨日の阪神コースで、やっと本来の開幕週らしい馬場状態を確認出来た。

ファンタジーＳの勝ち時計1.20.1は２歳レコード。
１〜３着全てがヨーロッパ色寄り血統構成。
９レースに行われた武田尾特別も1.45.0も２勝クラスの1800㍍にしては速い時計。
こちらも１〜３着全てがヨーロッパ色寄りの血統構成。
つまりが、クッションが効いてよく弾む馬場だという事だ。
芝の地下茎マットがうまく管理されているはずなので、今後馬場の悪化速度はゆっくりとしたものになるだろう。
今後は「高速差し日本血統向き」→「高速前残り米国血統向き」という馬場にシフトしていくはず。
しばらくの間は、マイル以上の距離で日本でメジャーな血統の馬を普通に評価すれば、馬券的中率が上がるのではないか？と考える。
ちなみに、武田尾特別の１〜３着馬の父は、オルフェーヴル、ディープインパクト、ハーツクライである。

しかし、このレースはマイナー血統が来やすい短距離戦。
パワー的要素はしっかり付加された血統に注目したい。

◎スキップ

父ロージズインメイはかなり重たい感じも、母父、母母父が日本色強く、開幕馬場に対する融通性はかなり高いと見る。
さらに母母母父はダンチヒ系で、これがこの馬をスプリンターに仕立てた要因になっているのであろう。
集中力が高いタイプなので、馬群に入れて吉。
基本差しも通用する馬場も、内回りの開幕馬場の差しならイン差しがベスト。
ひと叩きによる多少の馬体減があれば、調子が上昇が期待出来る。
前走より気持ち位置取りを下げた競馬をしてもらいたい。

○サウンドカナロア(特注)

日本色に寄りの血統背景。
母父ダンスインザダークなだけに、今回激変チックなステップに大いなる魅力を感じる。
「ダート→芝」に加えて、「差し→先行」の位置取りショックが見込めるタイミング。
高速芝競馬を無我夢中で追走させれば、余計な事を考える余地を与える事なく走りに専念させられる。
ギャンブル的要素は強いが、「差し→先行」が決まれば激走期待値は極めて高くなる。
ちょこっと単勝も押さえておきたい。

▲クーファウェヌス
父フランケルはモズアスコットを輩出し、日本のスプリント路線でも適応力を示した。
ガリレオ×デインヒル系のヨーロッパ黄金配合で、ヨーロッパ色が問われる条件で吉。
圧倒的１番人気を嫌って切り捨てるのは禁物。
11/08 09:40

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