2009年7月アーカイブ

<ドバイ競馬視察の旅vol.7>須田鷹雄さんと叫ぶ「差せ!アースリヴィング」UAEオークス完結編

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パドック周回の時間は短く、
あっという間にアースリヴィングは戦いの場へ。

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私も移動。
せっかくだから歴史的瞬間に一番近くで立ち会おうと、
ゴール板前に陣取った。
そんなに混んでもいない。

これが栄光のゴール板かと、
前に目をやると、ひとつ内側の関係者サイドのところに
どこか見覚えのある大きな男性が。
須田鷹雄さんだ。

「須田さーん!」

私はいつもは知らない人にでも所かまわず声をかけるほど気さくな人間ではないが、
こんな遠い異国で、
日本人は多分、小笠調教師、坂田厩務員、須田さんと私くらいしかいない。
あとはグリーンファーム関係者の方たちくらいか。
なので一緒に応援を連帯したかったのだ。

「ああどうもー」

須田さんも気さくに返してくれた。
「一時期食べなくて体重が落ち込んだけれど、なんとかここへきて持ち直してきましたよ」
と有力な情報を漏らしてくれた。


そうこうしているうちに、
早くも決戦。
ここからは皆さんもご存知の通りだが。


アースリヴィングは直線半ばまで必死に食い下がっていた。
もしかしたら!!

「差せ!差せ!」

私も須田さんも思わず声が出た。
いい夢を見せてもらえた。

レースが終わると、
「ありがとうございました!」
と須田さんと握手をした。

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これだけいいレースを見せてもらえればもう何の文句もなく。
ああここまで来てよかったなあという気持ちで、
ほっとすると、どっと疲れが出た。

大きな理由のひとつは、
競馬ナンデの皆さんになるべく多くのお土産をと思って、
ナドアルシバグッズを抱え込みすぎ、荷物が重すぎ・・・
完全なカンカン泣きだった。


飛行機の時間も押しているので、
もう何も思い残すことなく、
ナドアルシバを後にした。

P2260452.JPG




<ドバイ競馬視察の旅vol.6>坂田厩務員・ルメール騎手・アラブ人にもウケたアースリヴィング応援ボードとは...

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P2260437.JPG

それで前夜から考えて思いついたのが、
応援ボード。
ジャパニーズ応援スタイルといえばやはり横断幕だろうが、
そこまでは手が回らないので・・・。


私が宿泊させてもらっていた従兄のお宅で、
ピンク色の枠をした可愛らしいホワイトボードが目にとまった。
従兄の娘さん、リカちゃんの物だ。
スティッチやミッキーのシールが貼ってある。
「貸してもらっていい?」


それがこんな姿になろうとは・・

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ごめんね、リカちゃん・・


でもお陰様で戦闘態勢は整った。
いざ出陣である。
しかしここへきてとても困ったことが起こった。
前記したとおり、ナドアルシバにはしゃぎすぎ、
デジカメのシャッターを切りすぎてせいで、
この肝心なときになって、
なんと電池が虫の息。。
アースリヴィングの写真をパシャパシャ撮りまくって、
動画をごりごり録って、
ジャパンで見せびらかそうと思っていた私の目論見はくずれた。


もうこうなればそういったメディアには頼るまい。
この目に焼き付けよう。
そして思う存分応援に集中しよう。


ナドアルシバの馬道は、日本のように地下馬道ではない。
一般客と同じグランドレベルを通る。
馬が通るときには、バーが下ろされて、ヒトの往来が遮られる、踏切のような仕組みだ。

ついにバーが下ろされて、次々に馬が登場する。
目当てのアースリヴィングも登場した。

彼女を追って、パドックへ行く。
(ごめんなさい、このあたりからもはや写真はありません。ここからは想像でお楽しみください)

「あーすりびんぐー!」

ドバイの人たちはあまり野次など飛ばさないから、
変な日本人が叫んでいることは周囲によく伝わる。

馬上からルメール騎手がこっちを見て微笑んだ。
このピンク色の応援ボードがウケたようだ。

坂田厩務員もアースリヴィングを曳きながら、会釈して、お辞儀してくださった。

ドバイの競馬ファンたちはこの怪しげな日本人の持つピンク色のボードに興味津津だ。
「なんだ?それは?」
「ディスイズジャパニーズスタイル」
「??」
まあいいや。

パドック周回の時間は短い。
あっという間にアースリヴィングは戦いの場へ。


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<ドバイ競馬視察の旅vol.5>ナド・アルシバにアースリヴィング応援団は私ひとり...

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先日、KUROSHIMAさんと香港競馬をご一緒させていただいたときに、
ご指摘いただいたことなのだが、
「ドバイ競馬観戦記が未だ完結されていないのはまずい」。

仰る通りなので、完結させておきたいと思う。

そこでさっきから、そのときのことを思い出そうとしているのだが・・
哀しいもので、あれほどエキサイティングであったナドアルシバ競馬場のことさえ、
5ヶ月も経つと具には憶えていないものだ。

P2260497.JPGのサムネール画像

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2コーナーの引き込み線の方面は、
ちょっとした丘のようになっていて、
その芝生の上に寝転んで、
なんとなく競馬観戦とも夕涼みともつかないことをしている人たちがけっこういる。
ドバイの競馬に馬券はない。
だから、レース直前にせかせかと窓口に駆け込んだり必要はない。
観戦スタイルは実にゆったりとしたものだ。

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ナドナルシバ競馬場はあまり広くない。
スタンド、各種指定席エリア(これは3種で充実)、1コーナー方面の芝生、2コーナー方面の芝生、
内馬場へは行けない。
まあそんなところか。
大体のところを回ったら、
もうアースリヴィングが出るレースは近くなっていた。
そして大体を見渡して気付いたことだが、
日本の競馬ファンは私ひとりしかいない。

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アースリヴィングが出なければ、私は遥かこのアラブの地へは来なかった。
そういう思いから、
私はアースリヴィングを応援しなければならないという義務感に駆られていた。
私のできる限りの方法で応援したい・・・
なぜなら今この競馬場には日本の競馬ファンは、
アースリヴィング応援団は、私一人しかいないのだから・・・

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