2009年2月アーカイブ

アースリヴィングのためのドバイ「選択」~普通の馬&普通の調教師が切り拓いた日本競馬の新しい時代~

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25年ほど前、カツラギエースやシンボリルドルフが海外の強豪馬を負かして、
日本馬の性能が外国馬に劣らないことを証明した。

10年ほど前、シーキングザパールやタイキシャトルらが、次々に海外のGⅠレースを制して、
日本馬が海外でもやれることを証明した。

もはや日本と外国との馬の差は特にはないと思う。
こと芝に関しては。
さらに僕は、ダイワスカーレットのような日本の芝トップホースがドバイワールドカップのようなダート最高峰のレースに挑戦すれば、
通用すると個人的には思っている。
日本馬は強い。

もう今は、
「弱い日本の馬の代表が、強い外国の馬を、頑張ってやっつけにいく」といった構図を楽しむ時代ではなくなっているように思う。


だからこそ、
アースリヴィングの今回の遠征は有意義だったように思う。
アースリヴィングは日本を代表するトップホースではない。
小笠調教師も若い方で、今のところはまだトップトレーナーではない。失礼ながら。
それでも彼らはドバイに渡った。
今更ドバイの準重賞を勝ったって、日本の馬の価値を証明するとかそういうことではない。

自分のため。自分の馬の価値を証明するため。
アースリヴィングの価値を上げるため。
アースリヴィングにとって、より適性があり、価値を高めてくれる、良いレースを探した結果として、
ドバイのUAEオークスという競走を選んだ。

良識ある賢明な判断であり、ある意味普通の選択といえる。
なぜなら、日本にはちょうど今の時期、オープンのダート競走というのがない。
(個人的にはこれは番組編成上の不備、ダート競走体系の整備遅れであって、問題だとは思っている)
ヒヤシンスS?昇竜S?
つまんないよね。
スーニが芝のアーリントンCに挑戦?
いいや。そんなの使うくらいなら、ドバイに行こうぜ。


だから「日本馬の海外挑戦」とかではない。
普通の「選択」だ。
日本競馬にもそういう時代が遂に来た。


なんだかわくわくしてしまうのは私だけだろうか。



【UAEオークス】ドバイ、ナド・アルシバ競馬場でアースリヴィング号を応援してきました速報!【またも2着】

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とりあえずの速報です。
観てきました!
日本人いないかなあと探していたのですが、
一般客としては私一人だったようでした。見当たりませんでした。

なので張り切ってアースリヴィング応援のボードを即席で作って応援!
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ルメール騎手、小笠調教師、須田鷹雄さん、厩務員の方がそれを見て微笑んで、喜んでくれました。
アラブ人には嗤われたけど、やってよかった!

直線半ばでは沸きました!
我々日本人だけですが。
須田さんと僕とでジャパニーズ応援スタイルを爆発させました
「差せ!差せ!差せ!」

アースリヴィングは届かず無念の二着でしたが、
でも今度は着差はわずか。
ドバイでの連戦でよく頑張った!
ほんとに偉い馬だなあ。

また後日詳報します
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<ドバイ競馬視察ツアーvol.4>ドバイの馬産は?調教は?競走馬は?の巻

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このドバイ旅行を契機に、
ドバイ競馬のことを深く知って行きたいと思っていて、
いろいろ検索したりしてみているのだが、
なかなか上手く情報がまとまっているところには行きあたらない。


「ドバイ競馬」と一口に言っても。
ドバイでどのようなレースが施行されているのか?
ドバイで走っている馬たちはどこから来た馬たちなのか?
ドバイで調教しているのか?
ドバイで馬を生産していたりするのか?
などなど知りたいことは多岐にわたっていて。。


いまのところの超曖昧な情報たちの総合では↓

<調教について>
UAE調教馬はけっこういるので、
ドバイではなくともUAEのどこかで調教はされているだろう。
ただ、UAE調教馬の有力馬のほとんどがスルール調教師の管理なので、
大々的に行われている感じはしない。
一部で独自にやっている感じがする。
調教施設はどんな感じなのだろうか?どこにあるんだろうか?
まだ謎。

<生産について>
UAE調教馬たちの中にUAE生産馬が見つけられないので、
生産はしていないのではないか。
UAE調教馬たちは、欧州生産の馬が多いように感じる。

<競走について>
超大レースは国際的なので、色んな調教国の馬が参戦しているのは当たり前として。
その次のレベルの大レースは、近年は、
UAE、サウジアラビア、南アフリカ、欧州の馬が参戦している模様で、
比較的近い国から来た馬たちで構成されているような感じ。


そう考えると、
生産:日本 育成:日本 調教:日本 競走:日本
といかにも閉じこもりっきりでやっている日本って、
やはり特異ですよね。
香港、欧州、米国といった国の競馬を見渡してみても、やはり日本だけ、変?

<ドバイ競馬視察ツアーvol.3>メイダン競馬場新設で、ナドアルシバ競馬場は廃止?併用?の巻

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そういえば。
今回ドバイに行こうと思った理由がもうひとつあった。

ドバイ競馬といえば、ナドアルシバ競馬場というのが、
競馬ファンにとっては常識のようになっているが。

来年からはそうではなくなるらしい。
少なくともドバイワールドカップなどの主要競走は、
新設されるメイダン競馬場というところで行われるようになるらしい。
このメイダン競馬場は、ナドアルシバ競馬場からすぐ近くのところに建設中らしいのだが。(それも見て来よう!)


メイダン競馬場オープン後、ナドアルシバがどのような扱いになるのかは、
情報収集できなかった。
使われなくなってしまうのか、潰されてしまうのか、例えば調教施設になるのか、併用されるのか・・
よくわからない。


私は高崎競馬場が廃止になる前に、ぜひ一度、ということで訪れたことがあるが、
ナドアルシバ行きは、そんなノリでもある。


ちなみに、ナドアルシバは外側がダートコースで、ダートレースをメインとしているが、
メイダンは外側が芝コースになるらしい。
ドバイ競馬が欧州寄りにシフトしたりするのか?
いずれにしても来年からドバイは色々と変化がありそうだ。
(変化した後ももちろん行ってみたい!)

<ドバイ競馬視察ツアー>エミレーツの航空券を手に入れるの巻

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航空会社はエミレーツにした。
もとい、エミレーツになった。

1週間前にいきなりドバイに行きたいなどと言いだす人間に、
航空会社を選択する余地などなく。

たった一枚の空きチケットが、
エミレーツのものだったのだ。
関空からの直行便。
なので結局、
羽田→関空→ドバイになる。


エミレーツは高いみたいである。
チケットは往復88000円。
燃油サーチャージだ、空港利用税だなんだで、50000円くらいかかったから、
合わせて140000円近くかかった。


本当はもっと早く準備をしていれば、
もっと安い券はいくつかあった。

カタール航空で
羽田→関空→ドーハ→ドバイなら計130000くらいに。
アエロフロートで、
羽田→関空→モスクワで12時間待ち→ドバイなら計100000円くらいにできたようだ。


私はメキシコに行くにも大韓航空→エアロメヒコと乗り継ぐほど、
航空券に関してお金をかけない主義なので。
アエロフロートにしたかったが、後の祭りだった。


でもエミレーツに乗るというのも何かの縁。
エミレーツ航空は世界的大レースのスポンサーとして有名なところだから、
せっかくなので「競馬とエミレーツ航空」への理解を深めるきっかけにできればと思っている。

<ドバイ競馬視察ツアー>アースリヴィングを追ってUAEオークス遠征を決めるの巻

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数年前から、従兄が仕事でドバイに滞在している。
競馬メディアのはしくれの人間にとってこれはせっかくの機会だから、私もいつかお邪魔させていただいて、ドバイ競馬を見に行きたいと企んではいたものの、やっぱりけっこう遠くの国、なかなかチャンスを作れないでいた。


そこへきてこのところの世界同時不況と円高が背中を押した。
ドバイもだいぶ不況と聞くし、今後どうなるともわからない。日本企業も撤退してしまうかもしれない。
今はちょうど円高だから、海外行くにはお得かもしれない。
こりゃあもう今年行くっきゃない。


どうにも浅はかな考えだが、、何はともあれ従兄に電話。
「いつでもいいよ」とのお言葉に甘えて、
ドバイ行きを決めた。


ドバイの競馬は11月~3月、冬の間にしか開催されない。
いつ行っても見れるというわけではないのだ。
そこで早く行かなきゃ、と焦りつつ日程を悩んでいたのだが、、、、、


今年は日本馬がけっこうドバイ遠征を決めている。
ブラックエンブレム、アースリヴィング、ウオッカ、カジノドライヴ
どうせなら日本馬の活躍を見たい。


そこで私が選んだのは、
アースリヴィング。
なんでそこ?敢えてそこ?


私の天の邪鬼的な性格にも一因あると思うが。
ドバイワールドカップデーのような、日本人が大挙押し掛けるようなとき、
国中がお祭りになるときでは、
どうも、本来のドバイ競馬の雰囲気を味わえないような気がした。

ウオッカが前哨戦に出る日でも良かったのだが、
その日もスーパーサーズデーだかなんだかだそうで、
グリーンチャンネルでも中継してくれるんだそうだ。

ならば、テレビじゃ見れないドバイ競馬を見に行きたいということで。
アースリヴィングにした。
UAEオークスにした。
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