(三浦皇成騎手について詳しくない方のために、ごくごく簡単に説明すると。
三浦皇成とは、今年2008年にデビューした騎手で、破竹の勢いで勝利を重ね、
10月中に早くも武豊が持つ新人最多勝69勝を更新し、現在83勝。
最近の競馬界は、構造的に若手騎手に対しては厳しい環境にあり、
その中での大記録達成は極めて異例。
なぜかマスコミではさほど大きく取り上げられていないが、
日本競馬界に新たなスターが誕生したといって過言でない。)
競馬ブック11月9日号、16日号の2回にわたって、
島田明宏氏による、三浦皇成騎手・河野通文調教師のロングインタビューが掲載された。
この記事、
読んでいてぞくぞくした。
末恐ろしい若者が出てきた。
三浦皇成とはこれほどスケールの大きい人物だったのか。
そして、なんという強固な師弟関係。
ここまで弟子のことを考えてやる調教師がいるのか。
当然彼の記録の素晴らしさを知っているから、
すごいすごいとは思っていたが、
それでもなお、多くの驚きをもって読ませてもらった。
できれば、今からでも、競馬ブック16日号だけでも、
読んでみてほしい。
ここでも記事を紹介したいのだが、
全体的にすごいので、
全部引用するようになってしまっては著作権法に触れるので、
要約して箇条書きにでもしてみたいと思う。
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三浦皇成騎手の言
「記録更新は、周りの人が期待してくれることなので、自分の「つとめ」だと思うようになった」
「記録更新の前に足踏みをしたが、今度は落ち着いて対処する自信がある」
「武豊さんは尊敬しているが、同じ騎手である以上、負かしたい存在だ」
「結局のところ、走るのは馬だ、と思っている。だから開き直れるというか、思い切って乗ることができる。」
「レース中、前の馬を交わすときには、馬がモタれていなくても鞭を持ちかえたりしている。
見ている人たちも注目してくれるだろうし、自分の技術向上にもつながると思うから。」
河野通文調教師の言
「競馬学校の実習のときに三浦の馬乗りを見て、こいつは将来日本の騎手界を背負って立つ男になると思った。
それで実習中にアメリカのサンタアニタパーク競馬場とハリウッドパーク競馬場に連れて行って本場のモンキー乗りを見せたんだ。」
「100勝を意識している。武豊の記録を抜くのに21年かかった。今度は40年以上抜かれないくらいの金字塔を打ち立てたい。」
「皇成を起用してくれた調教師にはレースの前後必ずお礼の電話を入れている。
もういいですよ、という先生もいるが最低この1年は続けようと思っている。」
「私のような一匹狼のもとにいながらここまでやれたのは、騎乗技術もさることながら、彼の人間性によるところが大きい」
「アメリカにも、ヨーロッパにも、オーストラリアにも連れて行って乗らせようと思っている」
これだけ読んでいただいても、
十分になんかすごいな、
というのがわかっていただけるのではないかと思うけれど、
今週の三浦皇成は、
土曜日には、恐らく1番人気を背負うであろうフィフスペトルに跨って京王杯2歳S(GⅡ)に出る。
日曜日には、ビエンナーレでエリザベス女王杯にも出る。
今週は"三浦ウィーク"ということで、
明日以降にもう一度取り上げて、三浦皇成の「凄さ」に迫ってみたいと思う。
三浦皇成、
記録や技術ももちろん凄いのですが、
人間性、心掛け、競馬に対する考え方もまた凄いんです・・・
つづく