武豊 天皇賞秋1989を語る「オグリキャップに作戦勝ちしたスーパークリーク」【競馬大衆連載第5回】

武豊

<筆者プロフィール>
 武豊(たけゆたか)JRA通算3000勝を超え、リーディングを18度獲得するなど、輝かしい記録を持つ天才ジョッキー。7冠馬ディープインパクトの主戦を務め、2010年に日本騎手クラブの会長に就任した。競馬に詳しくない人でもその名は知っている、日本競馬史上最も有名なジョッキーだろう。

連載第5回「オグリに"作戦勝ち"した天皇賞馬」

 1レースから最終レースまで、競馬は出走するすべての馬に勝つチャンスがあります。

 では、勝つために、どうやってレースを組み立てていくのか。

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第4回「重圧をはねのけて"無敗三冠"」

勝負が大きくなればなるほど、感じるプレッシャーも大きくなります。勝負を前にしたときは、サラリーマンも騎手も関係ないし、男も女も同じです。

 感じていないフリはできますが、抵抗すればするほど大きくなるのが、このプレッシャーという奴です。

 では、どうやったら、このプレッシャーを克服できるのか?

僕の場合は、レース前日から、いいイメージ......真っ先にゴール板を駆け抜けるイメージを頭に描くようにしています。

 失敗したらどうしようとか、負けたらみっともないという負のイメージが先に立った時点で重圧に負けてる証拠。気負うのは当たり前。慌てず、騒がず、できれば笑みを浮かべる感じで大勝負に臨んでください。

 とはいっても僕も人の子です。プレッシャーで体が、ガチガチになったこともありました。

 初めてオグリキャップの調教に乗った日は、栗東トレセン始まって以来というマスコミの多さに、「ケガでもさせたら大変だぞ」と変な汗を流したし、人気のあるなしにかかわらず、ダービー当日は、いまでも緊張感でいっぱいです。

 そして、もう一つ、ディープインパクトをパートナーに臨んだ三冠レース、05年の「菊花賞」もそのひとつでした。

 あの日、、


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