今年の桜花賞の特徴は、有力馬ラッキーライラック、マウレア、リリーノーブルがいずれも阪神JF→チューリップ賞とステップを踏んできていること。そしてこれらいずれも阪神1600で争われ、桜花賞も阪神1600だということだ。
そこでこの2戦がどういうレースだったかをラップで掘り下げてみた。
★印をつけてみた4つが、いわゆる上り勝負のレース。ただ、それ以外の6年では最後の1ハロンが12秒台と、スタミナを要する流れになっている。そうなったときに、上記の2つのレースで実績を収めてきた馬を信頼できるのかどうかという疑問が残る。ラッキーライラックが経験してきたレース
チューリップ賞
12.6 - 11.2 - 11.6 - 12.1 - 12.0 - 11.7 - 10.7 - 11.5
阪神JF
12.4 - 11.3 - 11.6 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.0 - 11.5
12.6 - 11.2 - 11.6 - 12.1 - 12.0 - 11.7 - 10.7 - 11.5
阪神JF
12.4 - 11.3 - 11.6 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.0 - 11.5
どうだろうか。いずれもかなり似たようなラップを刻んでいて、要は真ん中の2ハロンが12秒台で緩んでいて上り3ハロンの瞬発力勝負になっている。では、桜花賞本番というのはどういう流れになるものなのだろうか。過去10年分のラップを振り返ってみると、、
桜花賞過去10年のラップタイム
レーヌミノル12.7 - 10.9 - 11.1 - 11.8 - 11.8 - 11.5 - 11.9 - 12.8
ジュエラー
12.4 - 10.7 - 11.7 - 12.3 - 12.0 - 11.4 - 11.3 - 11.6★
レッツゴードンキ
12.7 - 11.7 - 12.7 - 12.9 - 12.5 - 11.3 - 10.7 - 11.5★
ハープスター
11.9 - 10.5 - 11.4 - 11.5 - 11.7 - 11.4 - 12.8 - 12.1
アユサン
12.4 - 11.0 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 12.7
ジェンティルドンナ
12.7 - 10.9 - 11.3 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.0 - 12.2
アユサン
12.4 - 11.0 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 12.7
ジェンティルドンナ
12.7 - 10.9 - 11.3 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.0 - 12.2
マルセリーナ
12.1 - 11.0 - 11.5 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 12.0 - 12.1
ブエナビスタ
12.4 - 10.8 - 11.7 - 12.0 - 12.2 - 11.7 - 11.6 - 11.6★
レジネッタ
12.4 - 10.9 - 11.3 - 11.8 - 12.1 - 11.7 - 11.6 - 12.6
ダイワスカーレット
12.7 - 11.6 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 10.6 - 11.7★
レジネッタ
12.4 - 10.9 - 11.3 - 11.8 - 12.1 - 11.7 - 11.6 - 12.6
ダイワスカーレット
12.7 - 11.6 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 10.6 - 11.7★
そうなったときには有力馬が一気に吹っ飛んで大波乱ということさえあり得るのではないだろうか。