皐月賞が行われる今週末の天気予報だが、降水確率がヤフー天気では土曜50%日曜70%、日本気象協会では土曜60%日曜70%と、ある程度雨が降ることは確実な情勢になってきた。
圧倒的人気のダノンプレミアムが回避した上に道悪馬場となればますます波乱の予感が漂ってくる。ただ、道悪となれば我がサラブレッド走法研究所の出番だ。馬の走法は道悪の巧拙に影響を与えるため、そこさえ見極めておけば穴馬を見つけることができる。まずは編集長おくりばんとが分析した走法表です。
馬名 | 走法 | 道悪注目度 |
---|---|---|
アイトーン | 6伸硬め | |
エポカドーロ | 4.5 | |
オウケンムーン | 4.5首高 | △ |
キタノコマンドール | 4 | |
グレイル | 中高掻首高め | ▲ |
ケイティクレバー | 4.5硬め | ◎ |
サンリヴァル | 6安首硬め | |
ジェネラーレウーノ | 4.5安 | |
ジャンダルム | 4 | ▲ |
ジュンヴァルロ | 中ワンペース | 〇 |
ステルヴィオ | 6安 | × |
タイムフライヤー | 中安 | |
ダブルシャープ | 中伸 | |
マイネルファンロン | 4.5 | △ |
ワグネリアン | 5.5安 | × |
道悪になって滑りやすくなると、滑りにくい、パワーがある、トビの小さい馬ほど有利になるケースが多い。ゆえに、基本的には歩幅が小さい=数字の小さい馬が浮上する確率が高いと考える。そこで注目すべき馬を何頭かピックアップしておく。
◎ケイティクレバー
この馬はトビが小さく硬く、まさにパワータイプに見える。良馬場ではスピード的に足りないが、道悪では大穴の可能性があるのではないだろうか。実際にこれまで稍重馬場で2戦2勝。それも後続をかなり引き離して逃げ切っている。非常に面白い存在だが、力量的には劣っているのは間違いない。この馬が浮上するにはかなりの馬場悪化が必要だとは思う。
〇ジュンヴァルロ
こちらはそこまでトビは小さくないが、繋ぎが硬くクッションが利かずワンペースな走り方をする。切れ味はないが、上りがかかれば一発も。
▲ジャンダルム
こちらも見た目は道悪巧者に見える。トビが小さく脚をほとんど上げずに摺り足のように走って、接地している時間が長く見える。ただ、母のビリーヴはスピード馬で道悪実績はなかったので未知な部分もある。
逆に危険性が増すと思うのがワグネリアンとステルヴィオ。いずれもトビが大きく非常にきれいなフォームで差してくる馬なので、末脚の切れ味が殺がれてしまうことは間違いないだろう。