有馬記念2018ここにも復活のドラマ!サクラ軍団・府中の町を背負う穴馬サクラアンプルール

 有馬記念というと復活のドラマが多い。オグリキャップ・トウカイテイオー・グラスワンダーがこのレースで奇跡の復活を遂げたのは印象深い。今年はサトノダイヤモンドが復活するのでは、それともマカヒキか、と話題になっているが、馬だけでなく、馬主にもドラマがある。
 かつて東京競馬場のある府中の町はサクラで賑わっていた。買い物はさくら食品デパートで、外食はモランボンで、遊ぶのもサクラコマース経営のパチンコ店やボウリング場、ゲームセンターではサクラを冠した馬のぬいぐるみをUFOキャッチャーで取り合った。サクラショウリやサクラスターオー、サクラチヨノオーがクラシックを勝ち、サクラバクシンオー、サクラチトセオー、サクラローレルとG1馬は挙げれば切りがない。
 が、ここのところ元気がない。ボウリング場もゲームセンターもなくなり、スーパーも残すはひとつだけ。競走馬も活躍馬が出なくなり、頭数も減ってしまった。ここのところは毎年4頭を所有するのみのようだ。
 そこで1頭だけ気を吐くのがサクラアンプルール。現在のサクラコマース所有の馬としえは唯一のオープン馬。昨年も中山巧者の穴馬として有馬記念に出走したのだが、直線でまさかの挟まれる不利。落馬寸前の急ブレーキを余儀なくされ16着に敗れた。あれがなければ、3着か4着もある伸び脚だったことが忘れられない。
 今年7歳になったサクラアンプルールだが衰えはなさそう。あの有馬記念の事故後もめげずに毎回堅実に走る姿はサクラ軍団ここにありの意地を見るようだ。ここで激走があれば、サクラ軍団復活を大きく印象付けるだろう。

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