近年一層ハイレベル化し、豪華メンバーが期待される天皇賞秋だが、12頭だった昨年に続き、今年もフルゲートは集まらないと予想する。
早くからアーモンドアイ、ダノンプレミアム、レイデオロ、ワグネリアン、スワーヴリチャード、アルアインが参戦を表明し、レベルが高すぎるため回避する傾向が強まっているようだ。
それに加え、有力馬主の使い分け現象も顕著。レイデオロ擁するキャロットファームは、リスグラシューをコックスプレートに、メールドグラースをコーフィールドカップに派遣する。レイエンダをどこに使うかは注目したいところ。
アーモンドアイ擁するシルクレーシングは、ブラストワンピースを凱旋門賞に出走させ、グローリーヴェイズは長距離路線のため温存するのではと思われる。
また、3歳馬で期待が集まるダノンキングリーは秋の最大目標をマイルチャンピオンシップに切り替え、回避する可能性も出てきた。サートゥルナーリアも当初は菊花賞はないという話だったが、神戸新聞杯次第では、と含みを残している。
サングレーザーは脚部不安で回避を余儀なくされ、現在出走を予定しているのは12~14頭と寂しい状況。
出走頭数の減少は馬券売り上げにも影響するため、秋の大一番を前にJRAも頭が痛いところだろう。