天皇賞春は今年も出走馬が減少し14頭。昨年の13頭に続きフルゲートとならなかった。やはり、これまで前哨戦の位置づけだった大阪杯がG1に格上げされてから出走馬の棲み分けが進んでしまった形だ。
やはり伝統の一戦だけにフルゲートにならないのは寂しい。また売り上げ面でも出走馬が少ない分苦戦するだろう。
特に今年顕著だったのは、オセアグレイト・タイセイビジョンが現実的な判断で回避したこと。出走できる状態は整っていながら、相手が強いと見て身の丈に合ったレースを選んだ形。
今の馬主さんたちは、伝統の一戦への出走という名誉よりも経済優先で、賞金獲得が確実なレース選びをするようになったということなのだろうか。