有馬記念の特別登録馬が発表され、サトノクラウンの名前はそこにあった。ただ、競馬ブックの騎手想定欄は空白。どうやらまだ疲れが尾を引いているようで、最終的な出走決定には至っていないとのことだ。
ここまで陣営が出否を迷う、疲れているのに出走させたい理由は何だろうか。サトノ陣営はこれまで、これまで、サトノダイヤモンドとサトノクラウンを完全に使い分けている。
2016有馬記念 サトノダイヤモンド
2017大阪杯 サトノクラウン
2017天皇賞春 サトノダイヤモンド
2017宝塚記念 サトノクラウン
2017凱旋門賞 サトノダイヤモンド
2017天皇賞秋 サトノクラウン
そして2018年大阪杯には、サトノダイヤモンドがここを目指すと明言している。ということはサトノクラウンは大阪杯を使わないだろうということになる。サトノクラウンは昨年も大阪杯で人気を裏切る完敗を喫しているし、適性がないとみているのだろう。
となると、サトノクラウンの来春の狙いは宝塚記念のみということになり、そうなるとレースはかなり先だ。この後はかなりゆっくり休みに入ることになるので、その前に適性があると思われる有馬記念はなんとか走ってほしいというところなのではないだろうか。
ただ、秋2戦の激戦の疲れはどれほどのものなのだろうか。有馬記念というとサンエイサンキューやサクラスターオーの悲劇を思い出すファンもいるだけに、出走は慎重に判断してほしいところだ。





