かつて競馬界は超西高東低と言われ、ほとんどのG1を関西馬が勝つという時代があった。日本ダービーも1998年からは11年連続して関西馬が勝ったが、それも当たり前という状況だった。ただ、その後美浦トレセンにも坂路が作られるなど調教施設も改善し、差はかなり縮まってきた。
しかし、未だに関西馬独占状態が続くのが今週のフェブラリーステークス。2000年以降18年連続で関西馬が連勝中。その前の1999年は地方馬メイセイオペラが勝っているので、関東馬は1998年のグルメフロンティア以来実に20年勝てていないことになる。
さて、今年は20年ぶりの勝利なるだろうか。やはり1番人気、2番人気は関西馬で劣勢なのは間違いない。期待がかかるのは3番人気に支持されそうなノンコノユメだ。ノンコノユメは一昨年モーニンの2着と、あと一歩まで迫った。加藤征厩舎は他にもグレンツェント、トーセンブライト、パワーストラグル、ピットファイターを育てるなどダートに強い調教師で、期待がかかる。
ノンコノユメは関東馬悲願のフェブラリーステークス制覇の夢と重なることになりそうだ。
フェブラリーS過去10年歴代優勝馬データ
| 歴代勝ち馬 | 勝利騎手 | 人気 | |
|---|---|---|---|
| 2008年 | ヴァーミリアン | 武豊騎手 | 1番人気 |
| 2009年 | サクセスブロッケン | 内田騎手 | 6番人気 |
| 2010年 | エスポワールシチー | 佐藤騎手 | 1番人気 |
| 2011年 | トランセンド | 藤田騎手 | 1番人気 |
| 2012年 | テスタマッタ | 岩田騎手 | 7番人気 |
| 2013年 | グレープブランデー | 浜中騎手 | 3番人気 |
| 2014年 | コパノリッキー | 田辺騎手 | 16番人気 |
| 2015年 | コパノリッキー | 武豊騎手 | 1番人気 |
| 2016年 | モーニン | デムーロ騎手 | 2番人気 |
| 2017年 | ゴールドドリーム | デムーロ騎手 | 2番人気 |
| 2018年 | ?? |





