エリザベス女王杯2018ラップ予想:本命モズカッチャン「摩擦馬場での加速力」by夏影

ここ4年で良馬場で開催された年の前半7ハロンのラップを並べみた。

・2017年 12.5-11.3-12.7-12.8-12.7-12.8-12.9
・2016年 12.5-11.2-12.8-12.7-12.6-12.6-12.5
・2014年 12.2-10.8-12.4-12.7-12.2-12.8-12.9

パターンとしては、最初の2ハロンでポジション争いが繰り広げられた後、12秒台後半までペースがガクッとペースが落ちる。
ゆったりとした流れが5ハロンほど続き、残り4ハロン地点からペースが上がり始める。
そこからゴールまで熾烈な攻防が繰り広げられる。
このように、ここ5年ほどでエリ女のレースのリズムというものがしっかりと確立されたように思われる。

スローになるのは、おそらく摩擦が高い馬場であるが故。
緩急の差があるが故に実は意外とタフで、軽い馬場でのスローとは違い、スピードが落ち切ったタイミングから摩擦馬場での加速が要求されるので、体力消耗も大きくなる。
スローではあるものの、末脚一辺倒の馬や位置取りの優位性のある先行馬が勝った試しはなく、これまでにG1でしっかりと結果を出している馬が勝ち負けに加わっている。

・2017年 1着馬モズカッチャン(オークス2着、秋華賞3着)
      3着馬ミッキークイーン(オークス1着、秋華賞1着、他G1好走多数)
・2016年 1着馬クイーンズリング(秋華賞2着)
      3着馬ミッキークイーン
・2014年 2着馬ヌーヴォレコルト(桜花賞3着、オークス1着、秋華賞2着)


レースのリズムがしっかりと確立されたとするならば、前年度の激走馬はしっかりと評価したいし、牝馬クラッシックG1で好走出来た馬はしっかりと評価してあげたい。

注目はモズカッチャン。
京都記念は馬場状態が悪く、尚且つ4コーナーからかなりG1さながらの激しい攻防となった。
そんなタフな競馬で牡馬の一線級相手に直線で抜け出す競馬を見せたのだから大したもの。
結果差されてしまったが、アルアインやレイデオロあたりと互角の内容で高く評価している。
しぶとさが最大の取り柄で、勝ち方に派手さが無く強さを感じにくいタイプだが、間違いなく力量的には現役牝馬ではトップクラスだ。

相手はレッドジェノヴァ。
京都大賞典の予想の時点でも能力を高く評価したとおり、牡馬混合のG2レースでも十分走れたのは結果を見ての通り。
京都大賞典のラップ自体が、ここ最近のエリ女のラップの刻み方と似ており、このラップの中でサトノダイヤモンドに迫った内容を高く評価して良いだろう。

ノームコアがかなり人気になっている。
おそらく紫苑S圧勝が過剰に評価されているものと思われる。
紫苑Sは開幕馬場でスピードの出る馬場。
この馬場での前半1000㍍60.1秒は明らかなスロー。
後半5ハロンのスピード...即ち「軽さ」が求められた競馬で、"スピードが出ているタイミングで更なる加速" 更には "トップスピード" が優位に働いた結果。
今回の求められる物理条件に向くとも思えないので、思いきって「切り」の対象にしておきたい。

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