2010年オークス:展望と蛯名騎手を振り返る

例年なら桜花賞直行組の好走が見られるが、現状阪神の1600mと東京の2400mでの共通点はどうか。タフな阪神と高速の東京では同じとはいかないような気がする。
桜花賞はゆったりとした前有利な流れ、内に包まれたショウリュウムーン以外は先行して4角から競り合った決着。

オークスでもこの上位陣が先行する保証はなく枠も大きく影響するコース形態。1角までの先手争いがまずカギに、有利な位置取りと内側をなるべく通りたい。これがペースを早める流れを生みやすい今の東京G1特有の入りで、そうなると差し馬の展開になる。
オウケンサクラ安藤勝は今度はまず逃げない、アグネスワルツらに行かせて目標にする形を作ると思われる。先行馬の展開にするには3~4角の下りで出来るだけ抑える必要がある。

マイルCもヴィクトリアもここで落ち着くことなく前が沈んでいる。ましてや今回は2400mなのだから当然スピードだけでは押し切れない。ところがまた同じように早めに動いて来る、それがG1。
馬からの手ごたえと体感スピードの狭間に揺れる騎乗する側の判断が、焦点になることは言えるでしょう。枠順脚質と人気を含めて騎手の心理からも攻めていきたい。

人気を集める桜花賞馬アパパネ、と言えばウメノファイバーで鮮やかに差し切った蛯名騎手は記憶にあるところ。不利とも思える外枠からの勝利は後方から脚をタメ、3~4角をまだじっと我慢していたのが最大の勝因。
距離に対して不安を持つウメノファイバーを直線だけのレースで乗り切り、同じように中距離経験のないアパパネをどう乗るのか。
たぶん中団で脚を温存し、追い出しをギリギリまで待ちたいのではないか。

一応ファイバーをうまく操ったレースを振り返ろう、少し後ろ過ぎるけど8枠16番だからこうなったとも言える。アパパネが外枠になった時を想定するのも悪くない。

http://www.youtube.com/watch?v=s36JjWuukYk&feature=related


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