日本競馬の追求と期待

日本競馬の高速化を象徴していると思わせたのが、NHKマイルのレコード。
jraが追求しているのは、パワー<スピードなんだと改めて知ることになった。

レース通過時計を見ても1200mを1分7秒台で、通常の勝ち時計と同様。
それでも先行陣がバテバテになったわけじゃなく、それなりに脚は残っていた。
乗り手には直線を向いても手ごたえは悪くなく、馬自身の負担がハイペースの流れでも感触が伝わりづらかったと思われる。

その後故障馬が続出、jraが追求してきたスピードが裏目に出たレースだった。
中間の散水量や乾きやすい時期の芝の長さの改善が今後求められる。

そんなスピード型の日本競馬、それが存分に味わえるのがスプリント戦。
ところが元来G1の設定がなく、90、96年にやっと格上げされた。
いわゆる短いところに趣を置いていなかったということ。
今では2つのG1にスピード自慢が集まり、行われるようになりました。

条件、格無関係で全国にそのスプリント戦が味わえるが、10あるコースの中で東京だけが1200mの設定がいまだない状況。


あれだけのスピードが体感できるのだから、設定を追及する方向が普通。
公平性、安全性を考慮すればバックストレッチに距離が必要になってくる。
小回りにはそれが可能だが、広いコースだとすぐにコーナーとなるためNG。
しかし3角ポケット設置なら施行が可能になる、コース外の工事だから日程の変更も必要ない。

相変わらず大舞台の中心は中長距離戦、いくら全スプリント~マイルを制しても年度代表馬には選ばれにくいでしょう。

東京で1200mの設定があれば、実力を出しやすくごちゃつかずスピードも損なわれずに真の王者を決められるのではないか。

1200m戦は全部が小回りコースか、内回りを使用いている。
逃げ切りもひとつだが、タメて爆発させるのもこの距離の特徴である。
これが最大減に発揮できていない(捌くのに手間取る)のも現1200mの悲しい現状。

世界に通じるスプリンターを作り上げようとするなら、東京に芝1200mが設定されたときにjraが本腰を上げたと言えるのではないか。

 


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