馬券必勝法考
馬券投資法というブログを見つけた。http://keibax.client.jp/tousihou.html
なかなか面白い。馬券必勝法の可能性と不可能性というものを考えさせられる。
モンテカルロ方式とかココモ方式とかは以前から知っていたが、他にもこんなに数多くの方式が存在するとは。
順次紹介していくとともに、この文章自体、わが雨龍式失笑法(ヒッショウホウと打ったつもりで失笑法と変換されてしまった)を発見するためのプロローグとしての意味もある。
まず、前座的必勝法から。
01 スティーブンス方式
まず愛用の競馬新聞を一紙用意する。
予想家の中から6人を選び本命の印を1単位として並んだ◎の数だけ単勝に賭ける方法。
たとえば、あるレースでA馬には本命印が3つ、B馬には2つ、C馬には1つ付いているとする。1単位を100円に設定した場合には、A馬の単勝馬券を300円、B馬を200円、C馬を100円購入するといった方法である。
「馬券投資法」氏は「スティーブンス方式と命名して言うまでもない困った投資法である。競馬新聞の成績しだい」と指摘し「超マイナー馬券投資法」に分類しているが、私はなかなか面白い方式だと思う。
大けがをしない方式ではないか。
A~Eの5段階評価でBランクを付けてもいいように思う。
そもそも、「馬券必勝法」などを真剣に考える人というのは、競馬自体の実力が低い人が多く、他力本願なのだから、「競馬新聞の成績次第」というのはやむを得ないものだと思うし、一つの新聞を選ぶことに自身の選択があるのだから。
また、改良の余地がある「必勝法」でもある。たとえば、この方法では自分自身の判断が含まれず面白くないと感じるのであれば、この6人に自分自身を加え、自分の本命を4単位、6人の本命を各1単位、計10単位買うという改良型はどうだろうか。
自身の実力が低ければ全体の成績は低下するが、競馬に参加している気持ちになれるだろう(この10単位型を「スティーブンス方式雨龍改良型」と名付けよう)。
以下、検証を続ける。
スポニチ予想陣から、東京本社、大阪本社、万哲、浜田、矢内、梅崎の6人を選ぶ(補欠に諸星)。東京、大阪は本命党、他の予想者は穴党。
対象レースはすべての重賞競走。
金額は1単位500円、総額3000円とし、単勝馬券を買う。
新潟2歳S
クリーンエコロジー東京・矢内
リーサムポイント 大阪
ホーマンフリップ 万哲
マイネルサベル 浜田
レッドセインツ 梅崎
クリーンエコロジーの単勝を1000円、他の4頭の単勝を500円買う。
結果はマイネルサベルが1着で13150円の配当(+8150円)
小倉2歳S
ブラウンワイルド 東京
ジンクアュシュ 大阪
ホーマンルッツ 万哲
ラバーフロー 浜田
シゲルキョクチョウ 矢内
テイエムターゲット 梅崎
ブラウンワイルドが1着で1800円の配当(-1200円)トータル+6950円(以下続く)