キングジョージ6世&クイーンエリザベスS・ニエル賞・フォア賞で考える調教法

今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(以下キングジョージ)はご存じの通りのハービンジャーの圧勝でした。ハービンジャーは日本で種牡馬になることになって、活躍が期待されます。

いつもともに競馬場に遊びに行く友達(あんまり競馬詳しくない)がターフビジョンでハービンジャーの強さをみて驚き、その流れるような名前の覚えやすさに魅かれ、

「ハービンジャー骨折して引退したんだって?」なんてメールが来たぐらい。

先日日本で種牡馬になることが決まったけどまだ反応がないんだな。
「ハービンジャーが日本で種牡馬になるんだよ」は次の話のネタにできますね。


それはさておき、キングジョージは6頭立てでした。そのうち1頭はラビット。
しかしイギリスダービー馬とアイルランドダービー馬が出走して少数精鋭という言葉がぴったりでした。



合田さんのテンションがハンパねぇ。


先ごろ行われたニエル賞とフォワ賞には日本馬も出走したので見た人も多いと思いますが、これも少頭数でした。
メンバー的にはヴィクトワールピサが出走したニエル賞がメンバーが良かったみたいで敗戦も納得。
フォワ賞が勝った馬の名前がダンカンてwダンカンこのやろう!
まぁそれはいいや。
少頭数のレースですが、特徴としてはどちらも道中は見事に縦一列なんですよね。


先日行われた日本の朝日チャレンジカップも9頭立てでした。
少数精鋭とは言いづらいメンバーだったことはさておいて、前が飛ばしてバラけたけど後ろは団子。欧州のレースとは全然違いましたよね。


海外でビッグレースが行われるとNHKBSで「世界の競馬」ってのをやるんですよね。
その司会の女性が妙にエロいとかそういう話は置いといて、「岡部幸雄のMaster's Eye」という岡部幸雄がレース分析するコーナーがあります。

キングジョージの解説で岡部氏は欧州と日本の調教法の決定的な違いを示してレース回顧をしてくれました。だいたいまとめるとこんな感じです。

ヨーロッパの調教は前に馬を置いて調教をして、なだめることを教え込むんです。なだめてなだめて前の馬の横についたときに闘争心に火をつけるという感じですね。
日本では併せ馬調教が主です。たまにレース中に引っかかって先頭に立ってしまうということがありますが、ヨーロッパではそういうことは滅多に起こらないんです。まぁラビットが出走するということもありますけどね。

レースをみると3歳のダービー馬2頭は終始併走の形でした。日本の馬だったらよかったでしょうけど、ヨーロッパの調教法で考えると2頭とも力んで走ってしまう形になってしまいます。3歳の2頭はあの形では苦しかったですね。もちろん突き放して勝ったハービンジャーは強いですけど過大評価は禁物です。


なるほど。欧州の馬は調教法によって「やる気スイッチ」があるわけだ。
昔ダビスタというゲームで、強い馬が直線で併せる形になると画面の端を超して見えなくなったりするなんてことがありましたけど、今となってはある程度納得するわ。


日本のように併せる形の調教の利点って何だろう?
ヨーロッパの調教と比較してしまうと、併せて我慢させる調教っていうのは真逆ですよね。
逆にヨーロッパのなだめてなだめて調教するのはストレスを溜めるってのがあるかもしれない。

いったいどっちがいいんだろう。それぞれの競馬体系レース体系を考えるとこのままでいいのかもしれないけど・・・まとまらねぇ。


ヴィクトワールピサとナカヤマフェスタ。ちょっと上位とは差がありそうだけど、日本馬で併走の形でレースをしてみたら面白い気もしてくる。

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