エージェントは馬券を買える??

起源については定かではない

恐らく十数年前に、当時日刊競馬だったか、ブックだったか?専門紙の・・・・・・確か、植木さんという記者の方が、その走りではなかったか??と記憶しているが

 

現在では主流となりつつある ゛エージェント制度゛

簡単に言えば、競馬記者が、その人脈を活かして任意の騎手に、騎乗馬を宛がう事

なのであるが、話を聞くと、このエージェントの能力によって、騎手の成績が左右すると言うほど重要な事のようなのだ、実際わたし勝負師の後輩に専門紙の記者が居るのだが、彼は数年前から関東の某有名ジョッキーとエージェント契約を締結している

先日、冠婚葬祭があってそのジョッキーともお会いしたのだが、ジョッキーはこう言っていた

『勝負師(〇〇)さん!!ボクの頑張りが〇〇家の貧富を決定すると思うと、毎回の騎乗でモチベーションがホント上がりますよ!!』

『オイオイ〇〇ちゃん!!ヤツのためだけじゃなくて、馬券購入者の事も思ってモチベーションを上げてくれよ!!』  勝負師はこう返した

 

公営のシステムには ゛フリー゛ という概念は無く、ほとんどがどこかの厩舎に専属的に所属している、よって騎乗馬は必然的に調教師先生から直接回ってくるが、Jの場合フリーとなると、極端な話誰も馬を回してくれない事もある、武とか安藤のような優秀なジョッキーの場合は引く手あまたなのであるが、中流の場合そう易々と騎乗馬が転がり込むような事は無いのが実情だ

需要と供給の絶妙なバランスで、このエージェント制度は確立していったと言えるし、競馬に精通した ゛競馬記者゛ という資格によって、売り手の信用を買い手が買っている図式となっているのである

 

 

しかるに、競馬法

内容の改正は本年に於いても一部為されているが、制定自体は昭和23年であるこの法律

この法の、第四章 雑則の第二十九条で規定されている、勝馬投票券等の購入の制限、に於いて

1、調教師  2、厩務員  3、調教助手・騎手  4、日本中央競馬会役員・職員  5、協会役員・職員  6、それを除く競馬の事務に従事する者  7、政府職員

については、当該レースの勝馬投票券の購入が禁止されているが、馬主と記者については、その制限外とみなされている

 

立法趣旨を解釈すれば、一つに上記1、2、3は馬やレースそのものに関する熟知度と、その知的財産の精度の高さを証明するモノと推測される

4~7については、汚職に直結する事案と成り得るものを排除しようという趣旨

ありていに言えば、馬主と記者は、精度の高い情報を得る手段は無く、またあった場合に於いても精度の低い情報しか入手できない、という事が制限外判断に基づくものと思われる

戦後間もない情勢と、現在とでは全てに於いての乖離が認められる訳なのだ

 

 

競馬法の中で、馬券の購入制限があるのは上記だが、調教師の奥さん、騎手のおふくろさんなどは、その対象外とされている

このあたりが、法律は全てザルと言われる所以なのであるが、今年だったか?豪州の現役騎手が、調整ルームから彼女にレースに関するメールをして懲戒処分となっているが、メールや電話はダメ、でも夜の営みの最中ならOKよ!!!みたいな事だろ??

 

 

話が前後したが、騎手の専属エージェントは馬券が買えるのだ

自分が調教師のところへ行って交渉し、自分でその騎手に騎乗を依頼し、その上で馬券を購入する事が出来るのだ!!!

『3レースの〇〇先生んトコの馬は、調子が良くないけど、まぁこの先の関係構築のために乗っといてくれよ!!!』 と勝たない事が分かっていて馬を回す事もあるだろう、負けてももちろん先生には『ウチのが相当神経使って頑張って乗りましたよ!!』とアピールする事だろう

『最終レースは大丈夫だよ!!元々先生は〇〇さんに乗ってもらおうとしてたんだからぁ、オレが口説いて持ってきたんだぜ!!いつも頑張ってもらってっから、イイレースして勝ってな!!』

という場面もあるだろう

 

紙面でのシルシはテキトーに

購入馬券で一儲け!!!  う~~ん、法律に守られているとは言っても、良いのだろうか????

しかし、条文をどのように解釈しても、騎乗馬斡旋に従事する者が、上記以外である事は間違いなく、現行の法律では規制する手段が無いのも、これまたやむを得ない事

 

 

それともう一つ、情報に関する規制が無いのも競馬法の特徴、まぁ他の法律も同様なんだけどね☆

 

 

一応・・・・・勝負師は、その後輩にエージェント契約に関する事を聞いてみた

年間いくら???とか、上級レースで優勝したら、凄いバックがあるのか??とか

 

 

 

しかし、それには答えてくれなかった

多分・・・・・恐らくではあるが

騎手の収得賞金の何%という契約になっているはずだ

 

勝負師はダンゴ打ちでメシを食いたくはなかったが、記者にはなっても良かったと思っている

だってエージェントの収入って、結構驚愕の額だと思うよ!!

営業職を極めた勝負師としては、この程度の人脈構築なんか朝メシ前な気がする

 

 

 

 

う~~ん、今から競馬ブックに就職するかぁ~(笑)


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