武豊という騎手については、とやかく評価する事も無いが、彼は馬乗り職人で無い事だけは確かだ
企業でいうところの、営業と企画推進の二つの能力に非常に長けた人物であって、騎乗技術が誰よりも優れているという事では無いのだ
吉田稔とか、大野拓哉なんかの方がよっぽど上手いと感じる
お題にお答えするという事で記事を書いてみる
武の年度別成績をまずは列記 ※今日現在が10月18日なので、全ての年度を10月18日で区切って算出
年度 成績 勝率 連対率 複勝率
2011年 54・47・51・322 11.4% 21.3% 32.1%
2010年 50・34・28・179 17.2% 28.9% 38.5% 休業期間あり
2009年 102・85・73・330 17.3% 31.7% 44.1%
2008年 128・79・56・312 22.3% 36.0% 45.7%
2007年 123・82・61・276 22.7% 37.8% 49.1%
参考までにスペシャルウイークのクラシックである1998年を列記
1998年 140・85・73・320 22.7% 36.4% 48.2%
数字を見比べてみると一目瞭然なのだが、騎乗数(騎乗機会)が減っている事が分かる
年度による騎乗機会ベスト5の厩舎を列記
2007年度 1位 池江泰郎 38回
2位 石坂 正 28回
3位 森 秀行 26回
4位 池江泰寿 18回
5位 佐山 優 17回
2008年度 1位 石坂 正 28回
2位 角居勝彦 26回
3位 池江泰寿 22回
4位 森 秀行 18回
5位 音無秀孝 17回
2009年度 1位 橋口弘次 25回
2位 角居勝彦 23回
3位 森 秀行 21回
3位 池江泰寿 21回
5位 松永幹夫 20回
2010年度 1位 小島 太 19回
2位 佐山 優 16回
3位 橋口弘次 10回
3位 松田国英 10回
3位 笹田 和秀 10回
2011年度 1位 小島 太 39回
2位 梅田智之 19回
2位 橋口弘次 19回
4位 河内 洋 14回
5位 笹田和秀 13回
こちらも見て頂けると一目瞭然なのだが、関東のある人物との関係が密になっている事が分かる
武にとって、大口顧客であった泰郎先生の退官後、御曹司との関係が続くのか?とも思われたが、ご覧の通り、泰寿先生からの騎乗依頼は激減している
因みに、武に回らなくなった馬はドコに流れているのか???
1に福永 2にワダリュウ 3・4がなくて 5にガイジン である
これらの事象を、どう捉えるか??は各馬券師あるいはファンによって様々であろうが、わたしの見方はこうである
エージェントが変わった事により、恐らく小島太またはアラブ勢力との距離が近くなったのではないか?
今年は、ダーレー関係の馬に積極的に騎乗している、これはゴドルフィンの極東担当である内田の戦線離脱も影響していると思うが、増加傾向にあるのは間違いない
閉鎖的土壌を持つサークル内には、馬主登録以降のゴタゴタなので、少なからずゴドルフィンに対する感情は必ずしも良好ではない
つまり武本人というより、武を取り巻く環境の変化が、現在の状況を生んでいるモノと推測する
面白いので取り上げるが・・・・・・・
今年の騎乗厩舎ナンバー3である橋口厩舎
武は19回も乗せてもらっているが、1着どころか2着すらない
トータルの勝率を鑑みれば、何かオカシイと思うのだが、皆さんはどう感じるのだろうか???