菊花賞好走馬と坂路調教

オルフェーヴルの勝つ可能性は??????

 

あまり競馬通では無い方から、このような質問があった場合、どう答えるだろうか??もちろん数学的な確率ではないだろう、そんなもの、学者でなければ答えられない、要するに感覚的な優勝確率という意味なのだが・・・・・・

 

 

様々なデータや見解があるのは当然だが、今回は、菊花賞好走馬(馬券圏内)の調教に着目してみたいと思う

 

 

その昔、関東馬優位の時代を憂いだ主催者側は、栗東TCに大掛かりな坂路調教施設を建設した

その施設で日夜トレーニングを行った馬達の中から、徐々に上級レースで強い美浦調教馬と渡り合う馬達が現れた

異論はあるかもしれないが、わたしはその坂路調教の集大成、あるいは成功例である存在が、二冠馬ミホノブルボンだと思っている、当時わたしは、戸山為夫師による ゛先天的スタミナを後天的スタミナが凌駕する゛ 理論に大変興味を持っており、1992年の菊花賞はその意味に於いて大変意義のあるものだったと感じた

坂路調教は、斬れに深みを増す以外にも、スタミナ強化の後天性としての役割があるのだと、戸山理論には賛同を示さざるを得なかった

 

話が逸れたが、2006年以降の菊花賞好走馬30頭を調べると、全馬に共通するのは坂路で追っている事、最終追い切りの事では無い、坂路で時計を出したかどうかである、馬券圏内の30頭が全て坂路で時計を出している事実は、決して無視出来ない事象であると思われる

 

この30頭の内、最終追い切りがトラックであった馬は

2006年 ドリームパスポート

2007年 アサクサキングス、ロックドゥカンブ

2009年 スリーロールス、フォゲッタブル、セイウンワンダー

2010年 ビッグウイーク

この7頭

 

併用調教で最終がトラックであっても、坂路で追っていない馬の好走は皆無である

1991年からの20年間で(美浦に坂路が出来る前を含め)、馬券になった60頭の内41頭が栗東調教馬で、関東馬の凡走の要因の一つに ゛坂路調教の有無゛ が上げられる

 

 

 

今年の出走予定馬の場合、有力と目される馬の殆どが坂路で時計を出している

因みに、今朝の最終追い切りの、各馬の区間Lapごとの時計を出して、好調度・上昇度・充実度を比較してみよう

 

 

オルフェーヴル            13.7-12.8-12.4-12.3     加速

サダムパテック            14.0-13.0-12.5-12.5     定速

ダノンミル               16.6-14.5-13.3-12.6     加速

ベルシャザール            15.0-14.2-12.3-12.6     減速

その他の、例えばウインバリアシオンとかショウナンマイティなどは、明日に追い切る予定

 

 

オルフェーヴルの区間Lapを見れば、少なくとも神戸新聞杯時の体調をKeepしている事は明らかで、もっと言えば、神戸新聞杯時の攻めは、9月21日(水曜日)に64.7秒を出しておいて、翌9月22日(木曜)に

14.0-13.3-13.0-12.8 であるので、むしろ前走より状態が上向いていると解釈できる

 

 

ロジカルな視野として考察した場合、冒頭の優勝確率は80.0%をゆうに超えるモノだと言える

 

しかし、数字やロジックだけで勝負が決まるならば、ノアノハコブネもサンドピアリスもマイネルデスポットの激走など無い訳だ

勝負というものは流れ、やツキなどの非ロジカル要素を多分に内包している危うい性質のモノである

歴史に名を残すような偉業に直面した池添の心理状態、三冠を意識した騎乗がいつものリズムを崩す可能性も否定できないし、オルフェーヴル三冠阻止という目に見えない空気もあるだろう

また、今後の競走生活を捨てるかの如き勝負をを賭けた陣営の、一世一代の大激走もあるかもしれない

 

 

 

 

そうなると

冒頭の確率は、80.0%の、更に1/3程度

つまり26.0%ぐらいなのではないか????  偶然にもJのテラ率と変わらないね☆

 

 

 

関西馬で、坂路調教馬で、前に行けて、前3走で芝の1800mを勝っている馬

サンビームが気になって仕方がない

ショウナンマイティとの複勝2点買いでも、合成オッズが4.0倍ぐらいツカないだろうか??

 

 

京都方面、週末はかなり天候が悪いようだ

何かが起きても、驚けないと思っている


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