【2009年クイーンS出走予定馬】昨年の秋華賞馬、ブラックエンブレムが年内引退

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090722-00000504-sanspo-horse

 同馬はこの春、ドバイに遠征し、GIII戦のドバイ・バランシーンで最下位の9着に敗退。帰国後は、北海道苫小牧市にあるノーザンファーム空港で鋭意調整され、先週末に函館競馬場に入厩。岩田康騎手とコンビを組んでの復帰戦クイーンS(8月16日、札幌、GIII、芝1800メートル)に向けて本格調教に入った。  ただ、ドバイ遠征の際、初戦に予定していたレースを鼻出血で直前に取り止めたように、鼻出血はほぼ"持病"。ふだんからサプリメント扱いの止血剤を使用し、効果的に作用しているが、調教を強めていくと鼻出血を起こす可能性も残されている。小島茂調教師は「そうであれば即、引退。オーナーとその合意は出来ている」としたうえで、「GIとは言わないが、もうひとつ勲章を獲らせてやりたいし、またそれだけの馬」と話した。陣営としては復帰に向け全力を傾けている段階。今後の調整を注視していきたい。

 気道粘膜の毛細血管の破綻〔はたん〕や肺出血等の内因性の鼻出血は習慣性となりやすい。馬は口で呼吸できないため鼻出血を発症すると呼吸が充分にできない。従ってレース中に鼻出血を発症した馬は競走能力が充分に発揮できない。

 持病があるだけに、一戦一戦が勝負になってくると思うが。
 クイーンSはこの馬にとって絶好のコース条件だと思う。ピッチ走法で、好位置につけて上手に立ち回る競馬が得意で、秋華賞を制したように、小回り中距離というのはぴったりではないだろうか。

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